抄録
Offer Organization: 日本学術振興会, System Name: 科学研究費助成事業, Category: 挑戦的研究(萌芽), Fund Type: -, Overall Grant Amount: - (direct: 4900000, indirect: 1470000)
情報伝達の形式として,対話形式を採用することは古今東西で行われてきた.例えば,古代ギリシャの哲学者プラトンの多くの著作は対話形式で書かれており,また,論語は孔子と弟子の間の対話形式となっている.最近でも,ネット上では対話形式で書かれた記事は多く書かれているほか,漫画を用いたもの(まんがでわかるシリーズ ほか),動画投稿サイトにおける「ゆっくり解説」など,その活用は様々なメディアに広がリ続けている.
対話形式の利点は話し言葉であるため,理解しやすくなること,質問応答の形をとりやすく論理展開が明確になること,登場人物(特に質問者・学習者側)に自己を投影して読むことができること,等が挙げられる.しかし,特にテキストに関しては非対話形式で記述されたものがほとんどである.もちろん,対話形式は網羅的な記述に向かないことや,非対話形式と比較して文量が多くなるといった欠点も存在する.しかし,理解しやすさという観点から,文量が多いものや難解な非対話形式の文書を理解するための導入として有用である.そこで本研究では,非対話形式のテキストから,対話形式のテキストコンテンツを生成する技術開発を実施してきた.
本年度は,非対話形式のデータとして日本語のニュースデータ,対話形式のデータを用いて,そのテーマに関する知識を与えるための対話形式のテキストコンテンツを生成することを目指し,モデル構築のための予備的な検討を実施した.