抄録
Offer Organization: Japan Society for the Promotion of Science, System Name: Grants-in-Aid for Scientific Research, Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (B), Fund Type: -, Overall Grant Amount: - (direct: 14300000, indirect: 4290000)
本年度は、インパクトファクターや国際共著を含む査読付き論文6件、オーガナイズを含む国際・国内会議19件と図書2件で発表し、講演会開催と国際会議発表による受賞3件があった。
(1) 再エネ予測エンジンとAI調整による作業スケジューラの開発 複数のタスクが存在する状況において、各タスクのスキル・雇用コスト・チームサイズ・重複制約の4種類の制約条件を全て満たすチームを、ワーカプールから同時に形成する手法を開発した。また、太陽光発電を有する施設の電力需給マネジメントにおいて、ジョブ・ショップ制御方策を用いた蓄電池併用時の買電・充電切換えシミュレーション法を提案するとともに、ある物流センターの実消費電力量と太陽光仮想発電量について季節や時間帯の特性やオンデマンド流動数管理法の効果を、事例を通じて分析した。
(2) 再エネ途絶サプライチェーンの設計 生産・再製造システムにおけるSDGsの考慮を念頭に、地方創生や再生可能エネルギー材料の温室効果ガス排出量規制、COVID-19によるサプライヤー途絶、輸送の遅延、CSRや労働人口の変動といったリスクを考慮して、サプライチェーンの強靭化を目的とする循環型サプライチェーン設計のモデル化を行った。また、製造・再製造工程の意思決定を自動的に調整し、回収品の価値を判別する過程を組み込んだサプライチェーンを設計した。
(3) 国境炭素税とLCAによる製品・SDGs経営のデザイン SDGs経営については、化学産業企業を対象としたmixed methodologyを用いたサーキュラーエコノミーに関する情報開示の傾向と、その背景にある企業のマネジメント活動について分析を行った。製品・物流デザインについては、環境性と経済性の観点を同時に考慮することで、複数の製品アーキテクチャ候補を絞り込むことが可能なシステムを提案するとともに、サプライチェーンにおけるDesign for Logistics(DfL)に関して国内20事例の調査・分析を行った。