抄録
Offer Organization: Japan Society for the Promotion of Science, System Name: Grants-in-Aid for Scientific Research, Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (B), Fund Type: -, Overall Grant Amount: - (direct: 7800000, indirect: 2340000)
本研究は、高等学校における近未来型の地理教育像を確立することを目指して、タブレット端末やスマートフォンで容易に活用できる教育用「ユビキタスGIS」を、VR(Virtual Reality; 仮想現実)やAR(Augmented Reality; 拡張現実)を融合させたMR(Mixed Reality; 複合現実)技術も組み込みながら開発し、それを高校教育現場で実践しながら、新科目「地理総合」の必履修など新たな時代に対応した高校地理教育の内容や方法を解明することを目的とした。
今年度は主に2つの課題を取り扱った。1つは、教育用「ユビキタスGIS」の整備と提供であり、いま1つは、それを利用した授業実践の蓄積と評価であった。前者は従前からの継続として充実を目指したものである。後者は今年度、より比重を高めたものとして、高校における地理教育等の授業を構想、実践の拡大を狙った。
ただし、新型コロナウィルス感染症拡大の事態を踏まえて、高校での新たな実践については取りやめ、代替案としての大学等で実践を模索した。大学においては、高校等の教員免許に関わる教科教育法の講義やフィールドワークの実習など、高校地理教育との関連が深い授業科目を対象とした。また、既に行った高校で実践を検討し、それに基づいて国際学会などで成果を公表した。
システムについては、従前から独自に開発してきたものに加え、より持続的・継続的な利用ができるように、Google MapsやSNSなどの活用可能性を検討した。