研究業績リスト
その他
The Reseach on the Women's Study Abroad and the Support Network in Modern Japan
作成日時 04/2020–03/2025
Offer Organization: Japan Society for the Promotion of Science, System Name: Grants-in-Aid for Scientific Research, Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C), Fund Type: -, Overall Grant Amount: - (direct: 3300000, indirect: 990000)
本年度の研究成果は、学会発表1件(対面 国内学会)であった。
明治期より女子留学生の出身女学校はその7割がキリスト教主義の学校であったことからミッション・スクールごとに留学生のリストアップをした。日本が鎖国政策を撤廃して西洋諸国に開港した5港、すなわち横浜、東京築地、神戸、函館、長崎、新潟は西洋文化の入口であった。西洋からは女性宣教師がキリスト教布教の1つの方法として教会付設の女子ミッション・スクールを設立した。米国から赴任してきた女性宣教師たちは、自らが日本女性のモデルとなり、また西洋的知識と作法を教え、その卒業生を積極的に米国へ留学をさせた。多くの女子留学生たちは帰国後には日本の女子教育のリーダーとなったことが明らかになった。
以上をふまえて本年度は、外国人居留地に設立された女子ミッション・スクールにおける女性宣教師が日本の女性のモデルとなり、より高度な教育を米国などに日本女性を留学させた経緯を調査して日本教育社会学会で発表をした。発表では、外国人居留地を発祥とする女子ミッションスクールを経て海外に留学し、帰国後に専門職あるいは女性リーダーとして活躍した女性たちのなかから、星野あい、河井道、岡見京を選び、その出自やキャリアパスを辿ることで、近代女性の育成を推進した女子ミッションスクールの教育、人的ネットワークとトランスナショナルな移動の形態を明らかにした。
さらに本年度後半には、これまで調査対象としていなかった同志社女学校の留学生を調査するために、同大学史料センターを訪問した。同センターには、明治期の卒業生で米国のブリンマー大学に留学した土倉政子に関する資料(書簡や写真など)が近年、彼女の子孫から同センターに寄贈されたことがわかった。さらに、同女学校出身者の明山(中川)もと、曽根(相澤)ミサホ留学の経緯についての情報を得ることができた。
その他
女性学長はなぜ増えないのかー日本の構造的特質と将来展望の探索ー
作成日時 01/07/2019–31/03/2021
Offer Organization: -, System Name: -, Category: -, Fund Type: competitive_research_funding, Overall Grant Amount: - (direct: 4800000, indirect: 1440000)
本研究の目的は、女性学長・リーダーを生み出し、育成していくための展望を示すことに ある。そのため、文献調査やインタビュー調査を通して、日本の大学の女性学長が選出さ れ、活躍していく個別の事例や女性リーダー間の交流やネットワークの実態を丹念に検討 する。日本の女性学長は増えつつあるとはいえ、いまだ約11%と国際的にみて低く(米国 :約30%)、国立大学に限れば初の女性学長が誕生した1997年以降、女性学長割合は2~ 3%のままである。大学における管理職の増加は政策的課題になっているにもかかわらず 、女性学長の実態を体系的に解明した研究は皆無であり、探索的な研究から着手する必要 がある。本研究は、大学におけるジェンダー格差のみならず、日本の大学におけるダイバ ーシティーとそれを支えるリーダーシップ、マネジメントがいかにあるべきかという普遍 的な課題に挑戦する。
その他
Wellbeing視点も加味した理工系女性のキャリア・パスにおける大学院教育の位置付けに関する実証的研究
作成日時 01/06/2018–31/03/2019
Offer Organization: 文部科学省, System Name: 科学技術人材育成イニシャティブ(牽引型), Category: -, Fund Type: competitive_research_funding, Overall Grant Amount: - (direct: 1360000, indirect: 0)
その他
女子高等教育のトランスナショナルな交流とネットワーク構築に関する歴史的研究
作成日時 01/04/2018–31/03/2020
Offer Organization: -, System Name: -, Category: -, Fund Type: competitive_research_funding, Overall Grant Amount: - (direct: 230000, indirect: 0)
大学の国際化、グローバル化という今日的課題を、ジェンダーとトランスナショナリズムの視点から歴史的に考察するものである。より具体的には、イギリス、アメリカ、日本の三カ国の関係に着目し、女子高等教育を担う教員や学生の国境を越えた移動と活動およびネットワーク構築について検討することにより、20世紀初頭の女子高等教育の世界的拡大の構造と特質を明らかにすることが、本研究の目的である。そのために、英米大学間の留学生交換や大学教員の交流の実態を探るとともに、欧米の大学で学んだ日本の女子留学生の属性や留学の目的、留学前後の活動等について実証的な調査を進める。また英米大学人を中心に結成された国際女性大学連盟の活動を追跡調査することで、女子高等教育のトランスナショナルなネットワークの構造とそれへの日本の女性大学人のかかわりを究明する。
その他
Wellbeing視点も加味した理工系女性のキャリア・パスにおける大学院教育の位置付けに関する実証的研究
作成日時 01/06/2017–31/03/2018
Offer Organization: 文部科学省, System Name: 科学技術人材育成イニシャティブ(牽引型), Category: -, Fund Type: competitive_research_funding, Overall Grant Amount: - (direct: 600000, indirect: 0)
その他
Wellbeing視点も加味した理工系女性のキャリア・パスにおける大学院教育の位置付けに関する実証的研究
作成日時 01/12/2016–31/03/2017
Offer Organization: 文部科学省, System Name: 科学技術人材育成イニシャティブ(牽引型), Category: -, Fund Type: competitive_research_funding, Overall Grant Amount: - (direct: 1320000, indirect: 0)
その他
Historical Study on the International Cooperation of Women Academics among the Western Universities
作成日時 04/2015–03/2018
Offer Organization: Japan Society for the Promotion of Science, System Name: Grants-in-Aid for Scientific Research, Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C), Fund Type: -, Overall Grant Amount: - (direct: 2900000, indirect: 870000)
This study aimed to examine the international cooperation of women academics for the promotion of women's higher education during the nineteenth and the early twentieth century. The historiography of women's education was examied from gender and transnational perspective in two international symposia by British and Japanese researchers. The transnational activities of women academics were explored, focusing the interrelationship of British and American women's colleges through the interchange of students and teachers, and their efforts for the foundation of the International Federation of University Women. The role of Japanese women was also examined by case studies of three Japanese women academics who studied abroad in Britain and the USA.
その他
作成日時 2006–2008
Offer Organization: Japan Society for the Promotion of Science, System Name: Grants-in-Aid for Scientific Research, Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C), Fund Type: -, Overall Grant Amount: - (direct: 3100000, indirect: 600000)
戦前期の女子ミッション・スクールは、地域移動を含めた女性の社会移動を促進し、英語教員、医師、音楽家などの専門職への道を開き、官公庁、一般企業での就職をも促進し、大都市と不可分な関係を作り出した。また、女子ミッション・スクールは西洋的な教養を主とする教育により、都市の特定の集団との結びつきを強め、その集団の学校への帰属意識を高めたことによって、結果として学校を介在させた階層の再生産に寄与したと推測される。